SSブログ

オービルの魅力② [レスポール]

おはようございます。本日は3連休も最終日!!
みなさん、如何お過ごしでしょうか?シンです。


前回、お話していた『Orville by Gibson』ですが、やはり気になる虫が収まらないので、もう一度店舗へ出向き、試奏してきました(幸い車で一時間以内で行ける場所なもんでして)。お店に入ると普段なら物色活動としてうろうろするのですが、この日は真っ直ぐとお目当てのレスポールの場所へ行き。早速店員さんに声を掛けて、試奏をお願いしました。


使用されたアンプはローランドのシュミレータータイプのアンプ!?個人的には好きじゃないタイプなんですけど、今回のお店に限らずなんですが、試奏の際に幾つか置いてあるアンプの中でも一番、安っぽいと言うかグレードの低いと言うか、明らかに立派なチューブアンプとかでは無く、手前の小さなトランジスタアンプを使わせる人少なく無いような気がします・・・。

折角だし、良いアンプで良い音を出させた方が試奏している客も嬉しかろうと私は思うのですが、何か別な狙いがあるのでしょうか?お客さんが購入後、家でショボイアンプで弾くと音が劣化した気になり、クレームに発展しやすいとか?⇉あんまり無さそうな話ではありますが。逆にチューブアンプだと立上げに時間かかり、面倒くせえ~とかあるのでしょうかね。


その昔、私がフェンダーUSA62 カスタムテレキャスターを購入した時はアンプがツインリバーブで試奏を致しまして、52年リイシューと弾き比べをして、どちらも音がキレイなんで、迷いました。なぜ、こんなに音がキレイなのか?と店員さんに聞いた記憶がありますが、店員さんもアンプが良いのでは?と言ってました。
(なぜ、お客様の腕が良いからと言わないのか?)


結局はバインディングのカッコ良さで62年モデルにしましたけど。
かと言って家に帰ってからの自宅アンプでは音が落ちたかと言うとそんな事も無く、当時使っていたのはフェンダーのブロンクスだったかな?茶色い革調のアンプでしたが、これまた良い音していましたね。
(いや、最終的にはアンプでは無く弾くのがお上手だったのかも・・・)


話は先日の試奏時に戻します。
まず、このオービルレスポールなんですが、軽かったです。とっても軽かったです。ネックは普通ですかね。
極端に薄い感じも受けませんでしたが、58年モデルの様な握りごたえは有りませんでした。私素人の感想ではありますが、ローポジションの音の響きが良かったです。どう良かったかを伝えるのかが『音』として難しいのですが、豊な倍音とでも言うのでしょうか?これはギターの軽さから来ているのか解りませんが、レスポールで有りながら非常に音に広がりがあるんです。


その昔、オリジナルのバーストに対して『このギターは箱物だよ』とスティーブ・ルカサーが言ったとか言わなかったとかのお話を何かで読んだ気がしますが、箱ものまでは行かないものの、結構広がりがあるサウンドでコード弾きが気持ちいい印象を受けました。この辺は以前に所有した事のあった、フジゲンギターとも通ずるものがあるなって感じです。


ただ、不満に感じたのはハイポジションの響きの無さを何となく感じました。ローポジションが響けば高音分部も響きそうな気がしますが、意外とそうでもなく、悪くは無いけど今一つ何か足りない気を受けると言うか。
もう一つはセッティングで解消する部分ではありますが、弦がローセッティングでした。もしかするとこのセッティングが影響しているのかな?とも感じましたが。かと言ってハイポジションでチョーキングの音詰まりなどは無いので、ネックはフラットで安定した状態なのでしょう。


ピックアップがギブソンとの事なんですが、当時装着されていたギブソンのPUって何でしょうね?バーストバッカーとかはいつから存在するものなのか、私の知識にはありません。57クラシックあたりが付いているのでしょうか?この辺はまだ調べていないので、後ほど確認しようと思っております。


持って見て改めてビジュアルをマジマジと見ましたけど、ボディバックのマホガニーは2ピースで繫ぎ目も中央では無いものでした。ま、そんな事は特にきにする事では無いのですが、塗装は薄い感じがしまして、25年も前のギターですから、バイディング周辺の塗装は剥がれてきている部分もあります。私の認識ではポリ塗装は固く剥がれると言うより、割れるイメージが強いのですが、これはラッカー的な雰囲気がありました。

ポリかラッカーか見て判断出来ない位なら、どっちでも良いでは無いか?と言われそうですが、イメージ的にはラッカーの方が経年変化が楽しめて良いじゃないですか?色褪せも傷も・・・。ポリ塗装だとそう言う経過が分かりにくい感じがしまして。


年数が経っているせいもあり、ボディもヘッドも結構な傷がありました。
私は気にするタイプでは無いので、良いのですが。とにかく、キレイだったのが、ローズウッドの指板です。
普通にローズウッドだと思うのですが、目が詰まっており、良さそうなんです。音にどの様な影響を出すのかはよく理解しておりませんが、私が嫌いなローズの指板はまず、色が薄い。カスカス感満載の見た目でしょうか。そう考えるとエボニー指板の方が明らかにこの点をクリアしており、良い感じもするのですが、エボニーは茶色より黒なんですよね。あくまで濃い茶色とうねる様な杢目が好きな方はローズウッドなのでしょう。


ボディトップのメイプルはいわゆるブックマッチのタイプでは無く、左右非対称でして、フレイムも激しくない気がするのですが、角度を変えるとフレイムが浮かび上がるんです。真正面に少し離れてみるとプレーントップかな?って感じを受けるのですが・・。この使用がとっても好きですね~。
そんな感じなので、恐らく無垢材かな?と思った次第です。

この後、オービルの韓国製でレスポールカスタムと弾き比べしましたが、やはり最初に弾かせてもらったスタンダードの方が明らかに音の広がりが良いです。カスタムは確かに音を歪ませた時に音の密度みたいな感触はあるので、ヘビィな音を求めているのなら、そちらが適しているのだとは思いました。

しかし今回の内容で行くとレスポールスタンダードが良いですね。
全て『Orville by Giboson』が優れている訳では無いと思いますが、使いやすい良いギターである感じはしました。とは言え、私的にはローポジションもハイポジションも気に入った響きを出してくれたレスポールは今の所、クルーズのOSLでしょうかね?

見た目に派手さはありませんでしたが、とっても良い響きでしたよ~。
以前にこのブログでも紹介した事がありましたけど。ただ、本当にプレーントップ過ぎるのでちょっとだけはフレームが入っていてほしいと言う我儘な希望がありまして、フレームが入っておりカッコイイのも金額が滅茶苦茶跳ね上がるんです。

楽器店KEYとのコラボで安いフレイムトップのモデルも出てはいる様ですが、まだ弾いた事はありません。


さて、今回のオービル、レスポールですが、傷は満載でしたが中古で7万円なんです。結構、お買い得ですよね~!希少価値も考えると欲しいな~って素直に猛烈に感じました。


それでは本日はここまで。
皆様、3連休最後の休日は充実と休養を!!
ありがとうございました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。